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SUNDRIES -雑貨-

SUNDRIES -雑貨-


 価格競争に対抗して、はじめから原石の仕入れや制作費まで安いコストで商品化する場合(先の3)では、売り手が、扱う商品を安く設定しようとする企画が、流通上の理由や販売戦略上で持ち上がってくるのではなく、最初から製造上の課題として登場する状態です。

    『ファンシーイエロ』

 価格競争に打ち勝つためにメーカーは原石の買い付け、安価な地金の使用法、加工費の低減化につとめます。国内に170店舗以上を持つといわれるジュエリーT社は以前、安さの秘密として次のように自社宣伝しています。
『わが社は年間、金6トン、海外より直接買い付けした宝石50万カラットを使用し、自社工場で130万本の指輪を一貫生産、デザインから販売にいたるまで、すべて自社内で行っています。』
 商品価格の低廉化を至上命令としている価格競争の世界では、ジュエリーとしての機能面で通常の使用頻度に耐え、ジュエリーとしてのデザインの一般的なモデルをクリア出来ていれば、残る問題はいかに低価格で店頭に送り出せる商品を作れるかであります。
 ところがこの価格の低廉化とジュエリーの実質的価値とは逆比例してしまうのです。コストを下げれば下げるほどジュエリーの品質は損なわれていきます。ジュエリーの価値はその希少性にあるものにもかかわらず、価格競争が大量製造を強いることになるからであります。また、ジュエリーの価値はその職人の技術の高度さにもあり、芸術品にまで高まろうとする技術的な志向を有しているにもかかわらず、価格競争は工賃の低廉化をよぎなくさせ、このことがジュエリーを粗悪な雑貨品に転落させてしまう現実があります。 消費者はこの類の、安いコストで製造された商品を求める際には、特に次のことに注意すべきです。まず使用している素材が粗悪なものでないか否か、日常の使用または長期の使用に耐えられるような地金の量と作りであるか。そして加工上の仕上がりが細部にわたってゆきとどいているか否か。さらにデザインが自分の身体的プロポーションや内面的趣向と合致するか否か。これらを十分に判断した上で購入する必要があります。
・・・つづく。




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