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KIHEI -喜平-

KIHEI -喜平-


 市場の販売競争の結果もたらされるジュエリーのイメージダウンは、18金やプラチナの喜平ネックレスについても言えます。これは1980年頃から宝石売り場の催事用アイテムとして、百貨店やスーパーだけでなくテレビショッピングや新聞、雑誌などあらゆる場所で客引き用に販売されました。そして未だに喜平チェーンは壮絶な販売競争を続けているのです。
 すでに喜平ネックレスをジュエリーとして装うことが消費者のおしゃれ感覚から消えてしまっているにもかかわらず、未だに販売業者はこれを安さの指標として使用し、客を誘い込もうとしているのです。ジュエリーが地金相場まで落ちてしまえば、もはやそれはジュエリーとしての価値はありません。それは着けて楽しいものでも、持っていて満足を与えてくれるものでもないからです。


            『いえろうだいや』

 宝石や地金という素材そのままでは、ジュエリーとは呼びません。この素材にデザインと加工技術が加わってはじめてジュエリーと呼ばれるのです。日本人に実に好まれた金やプラチナの喜平と呼ばれるカットチェーンが限りなく地金そのもののように取引されると、そこでは加工技術もデザインも無視されてしまっていて、もはやジュエリーとは呼べないのであります。販売業者はジュエリーの価値を自ら壊しているといえます。
 販売業者は価値ある商品を売りながら、自分で自分の首を絞めざるをえないのが価格競争です。販売業者が消費者のために有効な競争を企画するならば、それはデザインと加工技術というジュエリーの価値で競争すべきでしょう。
・・・つづく。




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