タイトル画像

MATERIAL -材料-

MATERIAL -材料-


 第一に大量に出回る素材に注意することです。ジュエリーの素材が大量に出回れば、当然に市場価格が下落します。そして商品価格が下がればジュエリーとしての価値も損なわれてくるのです。市場に大量に出回る素材を選ばないようにすることは、素材の品質に納得するための重要なポイントであります。
 例えば淡水真珠は養殖真珠なので、生産調整をしなければ需給のバランスが保てなくなります。一般に宝石類は産出量に限度があり、大量に市場に出回ることが比較的少ないのです。したがって宝石類が産出量によって市場相場をこれほど大きく下落させることはありませんでした。さらに産出量に限りのあるこれらの宝石類でさえ、市場価格の安定のために、出荷調整によって価格の安定を保ってきました。事実、ダイヤモンドは強力なシンジゲートを持ち、供給統制をしながら価格の安定をはかっていた時期があります。また日本の養殖真珠業者も、生産調整や出荷調整を行って、価格の安定をはかってきたのです。


            『アレキサンドライト』

 真珠は海や湖で養殖される人工的な自然産出物です。宝石類のような天然の自然埋没物と違って人工的に量産が可能なものであります。もちろん自然条件に限定されながらではありますが、市場価格を読んで生産の調整をすることができます。ところが中国産淡水真珠はこの調整が出来ずに大量生産にはしってしまったのです。
 市場価格の安定は、愛好家が宝石やジュエリーを長く楽しむために必要な条件であります。この意味からもジュエリーを購入しようとする時、まずその素材のクォリティーと希少性に留意し、市場に多く出回りすぎないこと、色や形にも特徴があることなど、実に単純な事柄ですが考慮する必要があります。市場に出回りすぎる素材、出回りすぎるデザイン、出回りすぎるイメージ、これらが耐久商品であるジュエリーの価格と価値を下げてしまうのです。ジュエリーは所有する人の生涯にわたって、またその生涯を越えて次世代までも、さらに世界中どこの文化圏においてもその価値は認められなければならないのです。
・・・つづく。




宝石屋さん.com やまやくらぶ

PageTop
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)