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SELECT -選ぶ-

SELECT -選ぶ-


 買い主は求めようとするジュエリーの価格判断をするとき次の三つの価値評価を前もって実践してみると良いでしょう。

1 使われている素材の品質に納得できること。

2 製品としてのデザインに共鳴できること。

3 加工技術が優れていて触覚がよいこと。

 宝石や地金素材の品質判断には科学的な根拠や、専門家や愛好家が認める一般的な基準があります。しかしジュエリーの買い主は、この基準を考慮にいれながらも自分のこだわりなどの主観的な価値判断を重視して購入したほうが良いでしょう。市場の評価や愛好家の評価が高い宝石であっても自分の趣向や出せる金額に合う大きさやカラーでなければ、自分にとって価値をもたらさないからです。
 デザインや加工技術の面でも、年季を積んだ加工職人が、培われた宝飾技法を駆使して制作したものを買い求めることが堅実な買い方であります。しかしここでも言えることですが、専門家の評価や、デザインコンテストなどの審査員が、いかにすばらしい評価をくだしたからといって、買い求める本人の感性や身体にミスマッチな物を選んではいけません。ジュエリーを買い求める時は、それが自分の身体や指にしっくりと馴染むかどうか、自分の内面を引き付ける魅力的なデザインであるかどうか、実際に体感して選ぶことが大切です。

            『美味2』

 自分のジュエリーを購入するとき、求めようとする商品に付けられている価格を判断する前に、先に述べた三つの視点を検討することが必要です。この検討を実践することで買い主は自分にとってよりふさわしいジュエリーを選び出すことができるでしょう。品質、加工、デザインが自分の感性と身体にマッチすることこそジュエリー選びを成功へと導くのです。 またこれらに、いくらかの妥協があれば、そのジュエリーを持ち続けているうちは、妥協というストーリーがつきまとうことになります。
 さらに売り手側からいえば、先の三視点をクリアしているジュエリーを提供することこそが宝飾業の本道です。売り手がそのジュエリーの小売価格を理にかなって決定し、店の信用と自分の威信をかけて小売業務を行えば、そのジュエリーの小売価格は何の駆け引きも必要としない確固たる正価となって買い主に了解されるでしょう。
・・・つづく。




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