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EXAMINATION G -考察-

EXAMINATION G -考察-


 日本におけるジュエリーの使われ方は、『よそさまと同じように』か『周りの人よりも目立たない』ということが一般的なユーザーに浸透している心理であるといってもよいでしょう。購入時や使用のさいに、やがて到来する会場の雰囲気を想像しながら、人よりも見劣りせず、しかも目立ちすぎることのないジュエリーをつけることは常識にかなっています。しかしながらここで混同されてはならないのは、つける本人が自分の独自性を主張しようとすることと、他人よりも目立とうとする意識とは、はっきりと区別されなくてはならないということです。

『greeny2』

 自分のこだわりや趣向を表現しているジュエリーをつけることは、自分の名前が他人と違うことや、生きてきた人生の道のりが誰も皆異なっているのと同様に重要なことでなければなりません。独自性を表現しているジュエリーをつけようとすることは『他人よりも目立とう』という浅はかな外見上の見栄を動機にしているわけではないのです。
 『他人よりも目立たない』ようにするというジュエリー使用の美意識が日本の宝飾文化を貧困なものにとどめている原因のひとつであります。ジュエリーを持つ意味やつける楽しみは、自分の独自性がそのジュエリーに表現されているからこそ存在しているのです。そしてこの独自性こそが私的にストーリー化されてジュエリーパワーとなっていくのであります。

・・・つづく。





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