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EXAMINATION 3 -考察-

EXAMINATION 3 -考察-


 Case 3の男性は思い出の色あせた人生の一駒を、ページをめくるように過去に追いやって新しいページを歩み出したのかもしれません。
 恋愛期間中であれ、結婚している夫婦の間柄であれ、さめてしまったり、マンネリ化した関係に刺激を与えて、愛情の高揚を促すのにジュエリーのギフトが効果的であることは間違いがないことです。実際に男女間の関係回復や愛情の深化にジュエリーのなせる貢献度は多大であります。誕生日があり、ホワイトデイ、クリスマス、結婚記念日など特定された記念日のほかにも、海外旅行のおみやげ、友人や親戚のブライダルレセプション、子供の入学式や卒業式など、なにがしか理由付けすれば年間に10指にあまるほどの〈愛情効果日〉を男性たちは見つけることができます。そして、それらを口実にさりげなく、わざとらしい態度を見抜かれずにジュエリーを贈ることができるのです。ジュエリーがもたらすギフト効果を一度でも実行したことのある男性はその効果の絶大なこと、効力の持続性を体験として知っているはずです。
 ジュエリーを贈る行為では一般に男性がシャイで内気に振舞うのと対照的に、女性は現実的な満足度を抑えきれずに表現します。つまり大はしゃぎで喜ぶ。愛情物語はこうして贈られたジュエリーと共に展開していくのでしょう。

             『つくし2』

 ところがその次の女性は、この愛情物語の終焉を意味しています。喜怒哀楽の起伏のある男と女の絆にも修復の出来ない亀裂が生じて幕が降りるのです。やがて時が過ぎてさまざまな思い出が色あせていきます。そして人が新しい風を受けながら再び歩き出すころになると、今まで過ごしてきた二人の愛の舞台を走馬燈のように思い出させ、それをシンボライズしているジュエリーの数々は持っている意味を失い、価値は単なる地金スクラップの地底に沈むことになるのです。
・・・つづく。



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