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STORY -ストーリー-

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 宝石店に日常茶飯事のごとく持ち込まれる修理品や作り替えの品の全てには、計り知れない人生のドラマが介在しています。店先で交わす会話や商談の端々に、そのお客さまの歩んできた人生の喜怒哀楽や愛のエピソード、消すに消せぬ憎しみの感情までもが、ジュエリーとお客さまとの間に見え隠れします。

             『つくし』

 婚約リングや結婚リングに年月日やイニシャルを彫ると同時に、愛のエチュードは婚姻という社会性を持った契約としてリングの中にシンボル化されるのです。婚約リングは単におしゃれ感覚や好みで求められた一般のジュエリーと違って、契約という当事者関係、さらには両ファミリーの血縁のシンボルとして特異な存在で位置づいています。したがって婚約リングの刻印を消す事は、そのリングにシンボル化されていた契約とその関係がすでに崩壊してしまっているということを前提とし、なおもそのジュエリーにまとい憑いている思い出を消去しようとすることです。
・・・つづく。



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