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EXAMINATION A B -考察-

EXAMINATION A B -考察-


 Case A Bのご婦人方は、ジュエリーにはストーリーが必要で、それが付加価値をもたらすのを知っています。宝飾文化は男と女の合意の文化でもあります。女性の持つジュエリーのおしゃれは同時にその男性のプレステージを表現しているのです。
 パーティー会場でつけている女性のジュエリーはその女性の殿方の存在を象徴しています。婚礼の式場で互いに指輪の交換をした時からジュエリーは互いの存在を意味しあうのです。
 ジュエリーは自分で買い求めるよりも贈られたほうがずっと大きな存在意義を持つ物となります。送り主とのストーリーが息吹くときに勇気と力が与えられるからです。これが宝飾パワーというものです。


  『angel』

 真のパワーというものは物にはじめからあるのではなく、その物が関係した人間との間に生じてくるものです。物品であるジュエリーに人間のこだわりや意味づけがストーリーとなって埋め込まれると、そのジュエリーは独立した生きた物体となって、自分の持ち主にパワーを与え続ける事になります。
 日本の殿方は女房のつけているジュエリーがどのようなストーリーを持っているかを知るだけでなく、それが殿方自身をも象徴しているのだということを知るべきです。
 欧米のネックレスの留め金具がどうしてあのように小さくてやりにくいのかを推測したところ、女房の外出時にネックレスを留めてあげるのは亭主の役目らしいと分かりました。女性のうなじに手をやるなどということは日常的には有り得ないことでしょうが、留め金具を留めてやる気づかいで、昨夜の気まずさも仲直りできるというものです。
 かくして留め金具の小ささは夫婦の仲直りに貢献しているというわけであります。『ねぇ貴方、ちょっと後ろをとめてくださらない』という一言がなんとも夫婦のぎこちなさを和ませるのです。奥方がネックレスをつけるとき、日本の殿方がもう少し手助けするようになれば日本の宝飾文化はもっと活気が出る事間違いなしであります。

・・・つづく。





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