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CUSTOMER -客-

CUSTOMER -客-


 ジュエリーを買い求めようとする人の中で、どの様なタイプの人が実際に通信販売を利用しているのでしょうか。テレビ視聴者や紙上広告の読者の中には多くの潜在的な買い物客がいます。この潜在的な買い物客の中で、まず自分のおしゃれにこだわりを持つ人と、現物を見て実際に手で触らなければ買うことがないという人はこれらメディアの誘いに決して乗りません。そして行きつけの店を持っている宝石愛好家も、宝石売り場での下見や比較が気軽にできるので通販を利用することはほとんどありません。
 通販を利用するタイプの人間は、どちらかというとメディアやタレントを信用しやすい人で、特に行きつけの店やセールスマンとの交流を持たず、自分のおしゃれに特別なこだわりを持っていない人です。また世の中のことには妥協的で逆らわず、平均的な生き方が一番イージーだと考えているタイプの人でしょう。

   『BENI-2』

 つまり宝石については初心者で、社会生活上は妥協的であり、生き方の面では突出しないことを美徳と考えている人たちであります。そしてこの様なタイプの人は現物を目の前にしたとき、自分で判断する努力をしません。つまり価格で品物を買い、品物で価格を判断することをしない、また判断したくてもできないのです。『はじめに価格があり、その価格が品物の価値である』と考えているからです。品物の価値はその品物の価格でしかないものとみなしています。
 これではジュエリーの本来的価値を無にしてしまいます。すでに述べたようにジュエリーの価値はその購入価格以上のものです。その稀少性、それへの愛着、それに付加されるエピソードなど、購入者はまず品物そのものに惚れ、共鳴することが肝心であります。そしてこの主観的で個人的な価値が購入価格を超えるジュエリー本来の価値といえます。まず品物の判断をして、その後その価格に納得すべきです。
 しかし通販の買い手は、品物の判断をはじめから放棄しています。品物についての判断は売り手側にオマカセなのです。
・・・つづく。




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