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FAITH -信用-

FAITH -信用-


4 通販の売り手は、買い手にとって実際に見ることの出来ない商品と買い手とを信頼によって結び付けなければならないこと。

 この場合の信頼とはなにか。それは『価値については了解するが、品質については売り手に任せる。』という意味の信頼です。しかし人は一瞬にして消えゆく電波の映像をどうして信頼できるのでしょうか。
 街の老舗でさえ数十年も同じ場所で営みを続けて、初めて信用を得るにいたります。しかも日常の商品の中でも特に生涯にわたって愛用するジュエリーは、購入してからのアフターケアが重要となってきます。例えばネックレスの糸のつなぎ直しや、リングのサイズ直し、クリーニング、新品仕上げなど、購入後に宝石店に出入りする必要性は極めて多いわけです。

  『コロンビアン2』

 こうしたアフターケアとは程遠いところに位置している通販業者が、視聴者から信頼を獲得するためには、信頼というものを演出し、創作する以外にありません。そこで通販の企画者はテレビタレントやキャスターだけでなく、社会的に知名度の高い作家や評論家までも繰り出して、またそのような出演者が揃っているスタジオで通販商品の紹介を挟み込むのです。さらにその場での出演者の同意や感嘆を利用して、視聴者の安心感を増幅させ、信頼を獲得しようとします。
 ところが出演者は、商品の内容とその後のアフターケアについてまったく責任の無い立場で発言しているのです。彼らは出演料をもらっていても、紹介というわけではないので、商品の行く末につては責任も感知しないのです。
 いずれにしても通信販売による売り手と買い手の取引が成立するために、価格は買い手が自己判断し、品質については売り手に任せるということが、暗黙の了解事項になっていなければなりません。品物が申込者の手元に届いて、その品質に不満を感じたとしても、それはありえる事としてあらかじめ自己了解しているはずの事にすぎないといえます。
・・・つづく。




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