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LOGIC -論理-

LOGIC -論理-


 利潤を追求し、確保する為の商品を企画、制作するメーカーの理論はどのように展開されるでしょうか。
1:量産が可能な製品をつくる。
2:制作コストを抑えるように努める。
3:早く完売しようと努力する。
 この結果どのような商品が市場に出回るでしょうか。
1:多量の同一製品。
2:並品質か粗悪な品物。
3:商品のディスカウント化。
 これを買い求めた消費者に何が生ずるでしょうか。
1:没個性的商品で飽きる。
2:肌に馴染まず、愛着が生じない。
3:ストーリーが貧しく、自分を高めない。


『lady's on the rock』

 メーカーは当然のこと、良いものを安くというスタンスで製品を作り販売します。品質と価格の競争に打ち勝って、しかもその競争の中で企業利益をあげてはじめて企業の存続と発展があるのです。ところが宝飾企業の特異性は、扱う品物が一過性の消耗品ではないということです。ジュエリーは時間と空間を超えて愛用され存続するものであり、このことがジュエリーをジュエリーたらしめている本質です。
 時間と空間を凌駕しえないものはジュエリーとはいえません。単に耐久消費財をつくるメーカーと違って、商品の価値が消耗していかず、かえって価値や愛着が増していくものを作りだすのが宝飾メーカーの立たされている場所であるはずです。宝飾メーカーは気をゆるしてこの視座を見失うと、消耗品や耐久消費財をつくるメーカーと同じ企業理念に座ってしまいます。そこでできあがってくるジュエリーは単に日用雑貨の域を出ないものとなってしまいます。

・・・つづく。





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