タイトル画像

ACTIVATE-活性化-

ACTIVATE-活性化-


 人が今まで無縁であったジュエリーに目覚めるときは、何か宗教的な覚醒でもあったかのような格段の差がその人に生じるものです。何が原因やきっかけとなってジュエリーを買い求め、つけるようになるかは、さまざまですがひとたびジュエリーを自分の自己表現として受け入れると、そのジュエリーによって現す自分というものにとてつもなく愛着を感ずるようになるのです。
 先のCase Aが物語っている重要なことのひとつは、装うということが如何に人の日常生活をポジティブにするかということであります。ポジティブな生き方がストレスの解消や病気の駆逐にいかに優れた効果を発揮するかは周知のことです。
 気持ちのよい音楽を聴いたり、好きなスポーツに興じたりするのと同じように、好きなジュエリーを身につける時にも人間の脳の視床下部ホルモンがほとばしり出て、健康な細胞を活性化することになるのです。


『knock-knock2』

 特にジュエリーは他の生活雑貨や食べ物と違い、長い年月その意味やストーリーを発信し続けるものです。しかも身体につけて自分の存在を主張し続けるものであります。つまりジュエリーはそのフォルムに内包されている意味を恒久的に持続しながら、つける人の内面性を身体の延長上に顕在化させるのです。このようにして宝飾愛好家はジュエリーを装うことによって、身体中に細胞活性化ホルモンをみなぎらせることになります。
 人は誰も自分の容姿を裸でさらすことはありません。着たいものを着、つけたいものをつけるのであります。この心的欲求が装いへの衝動となり、装いへのこだわりとなるのです。そしてこのこだわりが個々人の存在の主張となって、ジュエリーというかたちに凝集してくるのです。
 服飾にしても宝飾にしても装うことは自分を演技させ、演出することであります。そのように演技し演出する場所が日本の生活で限られているのは、ステージとしてジュエリーをつける生活文化の実態が日本ではその程度だということであります。しかし装うことの貧困さは、単にジュエリーをつけていく場所が限られているという問題だけでなく、つけて楽しむことの快感さと、つけて充実することで自分を活性化してくれるジュエリーパワーの魅力に、未だ与ってない人が多いということでもあります。
 ジュエリーをつけるのは自分の外観を装飾するのではなく、自分の内面の心象を表現することであると知れば、ジュエリーを装うことでもっともっと人生を堪能できるようになるはずです。

・・・つづく。





宝石屋さん.com やまやくらぶ

PageTop
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)