Case A 40歳代の女性。10年前に通販で購入したプラチナのサファイアペンダント、さらに、宝石店に勤める友人の勧めで6年前に買い求めた18金のダイヤモンドペンダントをご持参。これらを合体して一つのペンダントを作りたいとのこと。
Case B 40歳代女性。プラチナ台のダイヤモンドピアス1セットと、8ミリのパールピアス1セット。これらを組み合わせてオリジナルピアスを作りたいとのこと。 両方とも通販で求めた物で、本人自身もそれらを特に良い品質だとは思っておらず、あまりに一般的過ぎるものなので少し特徴あるものにしたいとのこと。
Case C 50歳近い女性。プラチナ台に留めてある大粒の1個石ダイヤモンドのリング。知り合いの宝石商が資金繰りの悪化の事情で安くすると言うので購入したそうです。鑑定書はついていなかったとのこと。品質は良いものではないが、安かったことと長く付き合っている宝石商の頼みなので聞いてあげたという経緯。つい3ヶ月前に買ったものだが、好きになれず今は手放したいそうで、このリングをリフォームしてさらにお金をかけたくないという心情。
Case D 65歳女性。ホテルの宝石展示会で付き合って購入した角ダイヤとメレーダイヤのプラチナリング。着けていてしっくりせず、デザインも一般的でおもしろくないとのこと。どうしたらよいか相談にのってほしい。 ・・・つづく。
Case A,Bの女性は子育てと勤めの多忙な時間に、フォーマルな席に必要であるパールのネックレスやリング、外出時に気軽に着けるペンダントやピアスなどを買い求めるのに、通販を利用することが多かったそうです。満足はしないが返品するほど気に入らないわけでもないので、これまで通信販売を使用してきましたが、時が経つうちに自分の趣向が変化し、まわりの女性が着けているジュエリーの傾向や、店先のショウウィンドウや、雑誌のジュエリートレンドが気にかかるようになってきたそうです。その内に自分の持っているサファイアの色が良くないことや、デザインフォルムが一般的でどこでも見られる量販物であること、今の自分には小さすぎることなどが自分の中に沸き、リフォームに思い立ったというわけです。